建物劣化診断 何故ただなの世の中表が有れば、裏が有って当然です。昔から「タダより高いものはない」と言われますが、それは本当でしょうか。これは世の中全ての方に当てはまるわけではなく、相手の裏の目的を見抜けない人が結果的にそのような結果になることが多いことを示します。
無料セミナーや企業やコンサルが持ち込んでくるタダ話には、裏があります。セミナーに至っては会場費の支払いや、講師への御礼その他100万円もの費用がかかります。それを無料で行います。その背景には、最終的には当社にいらいしてくるという計算が成り立っているはずで、引き受けるほうはタダだからいいや、いやなら断わればそれで終わりだからいいよね、という安易な気持ちで引き受けます。 またこれをベースにうまく他の会社に利用すればいいよねという・・・・・・軽い気持ちで引き受けます。建設のプロが素人集団に負けるなんてことは考えられません。建設業界は素人の皆様には分からないでしょうが、実は狭い業界で有ります。
技術資料に付いては、誰が作成したかわかる世界でそれを使用しても作成者にはわかる世界です。そんな単純な業界ではありません。無料で行う方には最低50万円や、100万円近いコストが発生しております。会場費もその中の費用です。また無料診断を行うプロはあの手この手で管理組合の攻めかたを熟知しております。その点管理組合の理事様方はわかっているようで、分かっておりません。
最終的に建物診断は無料で行ってもらい、その代わり大規模修繕工事の設計仕様書の作成と工事監理をおねがいする形で収まった話はあちらこちらの管理組合で聞く話です。また施工業者の入札等も依頼をして工事業者を決めるアドバイスも受け、すっかり信用をしてしますケースが多々あります。このパターンがすべて悪いとは言いませんが、そこには裏が沢山あることをお知らせします。勿論善良なコンサルタントも数多くあります。しかし選ぶ会社の規模が大きくなるほど裏が沢山あることをお知らせします。では、そのような話にのらないようにするにはどうすればいいかですが、住戸数概ね100戸未満は大手のコンサルタント(30名以上)には依頼しないことです。極端な例は200戸以上の住戸は単体の建物ではそう多くはありません。住戸数がまとまれば、団地パターン形式が多くなり、これをまとめるのにはそれ相当のノウハウが必要であり、その辺は大手のコンサルタントは経験が豊富でノウハウも有ります。20戸のマンションは管理組合が主体でおこなうパターンが多いです。業者を決めるには自分たちで決める力を養うのが一番です。
結論をかけば、30戸から概ね200戸まではこじんまりしたコンサルタントに依頼するのがベストです。見も知らずの方にただで物事をしてあげる行為は普通の感覚ではありえません。そこには10の無料でも1か所か2か所を依頼してくれれば元がとれる計算が働いているはずです。やはりただほど高い物はないと考えるのが妥当です。
管理組合のお金はご自分の財産でも有ります。大事に検討して下さい
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